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台湾を覚醒させた近くて遠かった香港の民主化運動

「香港第一」に「台湾第一」が共鳴。台湾で高まる「香港熱」

藤原秀人 フリージャーナリスト

自分たちの今、未来を見すえる新世代

 香港では1997年の中国返還、台湾では1996年の初の総統直接選挙が、それぞれの歴史の大きな節目と私は考えている。その後、新しい政治の担い手が生まれ始めたと思うからだ。そうした新世代はわれわれとは違い、過去を振り返らない。見すえるのは自分たちの今であり、未来だ。「香港第一」であり「台湾第一」である。

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筆者

藤原秀人

藤原秀人(ふじわら・ひでひと) フリージャーナリスト

元朝日新聞記者。外報部員、香港特派員、北京特派員、論説委員などを経て、2004年から2008年まで中国総局長。その後、中国・アジア担当の編集委員、新潟総局長などを経て、2019年8月退社。2000年から1年間、ハーバード大学国際問題研究所客員研究員。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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