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「クレプトクラート=泥棒政治家」と安倍首相

世界に広がる厳しい目

塩原俊彦 高知大学准教授

腐敗防止へ、“PEP”へ厳しい監視

 クレプトクラートという概念が世界中に広まっている背後には、反腐敗の機運の高まりがある。とくに近年、腐敗が人間の基本的人権さえ毀損しかねないきわめて重大な問題であるとの認識が広がっている。ゆえに、クレプトクラートを監視して、その資産が海外に流出した場合には、その資産の母国への返還を促す仕組みづくりが進みつつある。

 そこで注目されているのがPEP(Politically Exposed Person)と呼ばれる人々だ。直訳すれば、「政治的にむき出しの人物」とか「政治的攻撃にさらされる人物」だが、実際に意味しているのは

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筆者

塩原俊彦

塩原俊彦(しおばら・としひこ) 高知大学准教授

1956年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。学術博士(北海道大学)。元朝日新聞モスクワ特派員。著書に、『ロシアの軍需産業』(岩波書店)、『「軍事大国」ロシアの虚実』(同)、『パイプラインの政治経済学』(法政大学出版局)、『ウクライナ・ゲート』(社会評論社)、『ウクライナ2.0』(同)、『官僚の世界史』(同)、『探求・インターネット社会』(丸善)、『ビジネス・エシックス』(講談社)、『民意と政治の断絶はなぜ起きた』(ポプラ社)、『なぜ官僚は腐敗するのか』(潮出版社)、The Anti-Corruption Polices(Maruzen Planet)など多数。

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