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「巨悪は捕まらない」は都市伝説か? 

数々の疑惑のなか、秋元司逮捕で見えるもの

井戸まさえ ジャーナリスト、元衆議院議員

「陳情さばき」が日常業務 「票田のトラクター」モデル

 2010年の参議院選挙で落選した秋元氏は、その後衆議院へと転出を図る。そして2012年、野田内閣での解散総選挙で当選。しかし、この時の衆議院選挙は民主党に逆風が吹いており、東京25小選挙区のうち22選挙区は自民党・公明党の現与党候補者が圧勝している。

拡大カジノ解禁法案が採決された衆院内閣委員会で、委員長を務めた秋元司衆院議員=2016年12月2日

 落としたのは長妻昭氏、長島昭久氏、柿沢未途氏がいる3選挙区だけだが、秋元司はまさに柿沢氏の選挙区で、重複立候補での比例復活当選だった。

 保守系議員にとって選挙が弱い、厳しいとなると、やることは一つである。

 「(秋元氏だけでなく)自民党の議員はいかに陳情をさばくか。政策秘書や地元秘書を窓口に、支援してくれる企業と官庁の担当者をつなぎ恩を売ることは日常業務となっている」

 就職・縁談も含めた陳情をさばき、有権者と切っても切れない関係を作る…いわば古い自民党が行ってきた陳情政治を徹底的に行うことが今も

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筆者

井戸まさえ

井戸まさえ(いど・まさえ) ジャーナリスト、元衆議院議員

1965年宮城県生まれ。ジャーナリスト。東京女子大学大学院博士後期課程在籍。 東洋経済新報社勤務を経て2005年より兵庫県議会議員。2009年、民主党から衆議院議員に初当選(当選1回)。著書に『無戸籍の日本人』『日本の無戸籍者』『 ドキュメント 候補者たちの闘争』、佐藤優との共著『不安な未来を生き抜く最強の子育て』など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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