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香港、東京、欧米……人びとはなぜデモをするのか

2020年代も路上政治の勢いは止まらない。民主主義にとってデモとはいったい?

五野井郁夫 高千穂大学経営学部教授(政治学・国際関係論)

万能ではない選挙

 こうして見ると、イギリスやアメリカは投票率は必ずしも高いわけではないが、市民の多くは自分の意思が政治に反映されていると考えているようだ。国政選挙で代表を選ぶという“間接民主主義”の意思反映の仕方にくわえ、日々の生活の中で、デモや抗議行動、ボイコット、ストライキなど労働組合の活動、近年ではブレグジットで見られた「リファレンダム」(国民投票)など、さまざまな“直接民主主義”を通じて、自らの意思が反映されているからともいえるだろう。

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筆者

五野井郁夫

五野井郁夫(ごのい・いくお) 高千穂大学経営学部教授(政治学・国際関係論)

高千穂大学経営学部教授/国際基督教大学社会科学研究所研究員。1979年、東京都生まれ。上智大学法学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程修了(学術博士)。日本学術振興会特別研究員、立教大学法学部助教を経て現職。専門は政治学・国際関係論。おもに民主主義論を研究。著書に『「デモ」とは何か――変貌する直接民主主義』(NHKブックス)、共編著に『リベラル再起動のために』(毎日新聞出版)、共訳書にウィリアム・コノリー『プルーラリズム』(岩波書店)など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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