メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

検察が日本の政治の進化を阻害した

(31)陸山会事件で「虚偽捜査」の標的となった小沢元秘書の石川知裕氏に聞く・上

佐藤章 ジャーナリスト 元朝日新聞記者 五月書房新社編集委員会委員長

別の秘書が着服した500万円が「5000万円」に化けた

――大変失礼な質問かもしれませんが、石川さんはまさにこのラウンジで水谷建設から5000万円を受け取ったと検察から追及されました。しかし、授受があったとされた2004年10月15日のその日、水谷建設の水谷功元会長と川村尚元社長は朝から仙台にいて、いったん東京に寄ってから、その足で本社のある三重県に戻ったということですね。そうなると、このホテルには立ち寄る余裕がなかったですね。

石川 はい。この事件の最大の謎はやっぱりその5000万円ですが、私ももう寝耳に水の話でした。ただ、別の秘書が翌年の4月にここで500万円もらっているんです。

――2005年ですか。

石川 はい。5000万円を2回、小沢さんサイドに渡したと水谷建設は言っていたということですが、その秘書としても5000万円みたいな嘘を証明付けられては困るので、実は500万円だったという話をしたんです。

 ただ、その取り調べは、捕まった前田恒彦検事が担当して調書を取ったので、検察側がその調書を破棄したんです。

・・・ログインして読む
(残り:約5657文字/本文:約7300文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

佐藤章

佐藤章(さとう・あきら) ジャーナリスト 元朝日新聞記者 五月書房新社編集委員会委員長

ジャーナリスト学校主任研究員を最後に朝日新聞社を退職。朝日新聞社では、東京・大阪経済部、AERA編集部、週刊朝日編集部など。退職後、慶應義塾大学非常勤講師(ジャーナリズム専攻)、五月書房新社取締役・編集委員会委員長。最近著に『職業政治家 小沢一郎』(朝日新聞出版)。その他の著書に『ドキュメント金融破綻』(岩波書店)、『関西国際空港』(中公新書)、『ドストエフスキーの黙示録』(朝日新聞社)など多数。共著に『新聞と戦争』(朝日新聞社)、『圧倒的! リベラリズム宣言』(五月書房新社)など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

佐藤章の記事

もっと見る