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東京地検特捜部の上司を「頭凝り固まってる」と嘆息した担当検事

(32)陸山会事件で「虚偽捜査」の標的となった小沢元秘書の石川知裕氏に聞く・中

佐藤章 ジャーナリスト 元朝日新聞記者 五月書房新社編集委員会委員長

「預金担保融資」

――2004年10月29日の午前中に、石川さんは、小沢さんから預かった4億円をもとに、不動産仲介会社に対して土地代金3億5000万円をすぐに支払ってしまいました。本来であれば、この4億円をりそな銀行に定期預金して、改めて4億円の融資を受ける手順になっていたはずですが、前の担当秘書との打ち合わせ不足などからこの手順を踏み忘れたわけですね。

 仕方がないので石川さんは小沢さんの他の政治団体などから資金を集めて、午後になって別に4億円の定期預金を作り、その預金を担保に融資を受けたのですね。このあたり、小沢さんは知っていましたか。

石川 基本的に小沢さんは「ちゃんとやれよ」ということしか言わない人ですから、具体的にりそなでこうやってというような指示は受けていません。ただ、定期預金を作る時に印鑑が必要ですから、概要だけ「こうしますから」と言って、「わかった」ということで印鑑を押してもらいに行きました。

――ちょっと手順を間違えてしまったので、こういう形になってしまった、これではまずいのでこうやってしっかりやれよ、というような指示はなかったですか。

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筆者

佐藤章

佐藤章(さとう・あきら) ジャーナリスト 元朝日新聞記者 五月書房新社編集委員会委員長

ジャーナリスト学校主任研究員を最後に朝日新聞社を退職。朝日新聞社では、東京・大阪経済部、AERA編集部、週刊朝日編集部など。退職後、慶應義塾大学非常勤講師(ジャーナリズム専攻)、五月書房新社取締役・編集委員会委員長。最近著に『職業政治家 小沢一郎』(朝日新聞出版)。その他の著書に『ドキュメント金融破綻』(岩波書店)、『関西国際空港』(中公新書)、『ドストエフスキーの黙示録』(朝日新聞社)など多数。共著に『新聞と戦争』(朝日新聞社)、『圧倒的! リベラリズム宣言』(五月書房新社)など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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