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百年の老舗・中国国民党よ、どこへ行く?

台湾総統選の惨敗で改革委員会が発足。「兄弟」中国共産党との関係見直しが課題

藤原秀人 フリージャーナリスト

地方では底力がある国民党

 統一地方選の2年前の2016年に蔡氏が総統に就任以来、台湾海峡をはさんだ両岸関係は波立ち続けていた。

 国民党の馬英九・前総統が両岸ともに「一つの中国」に属することを双方で確認したとされる「92年コンセンサス」に基づき対中関係を深めたのに対し、蔡氏はこのコンセンサスを認めないことから、中国側は高官交流を遮断しただけでなく、台湾への観光客を制限するなど蔡政権への締め付けを強めた。

 地方選での民進党大敗の大きな原因として、蔡政権のもとにおける対中関係の悪化があげられた。私もそうは思ったが、台湾各地を回った感触から、原因は他にもあると感じていた。

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筆者

藤原秀人

藤原秀人(ふじわら・ひでひと) フリージャーナリスト

1980年、朝日新聞社入社。外報部員、香港特派員、北京特派員、論説委員などを経て、2004年から2008年まで中国総局長。その後、中国・アジア担当の編集委員、新潟総局長などを経て、2019年8月退社。2000年から1年間、ハーバード大学国際問題研究所客員研究員。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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