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新型肺炎で中国は変われるか?

李文亮医師の警告をデマと断じた中国。政治的思惑優先の対応を克服できるか

田中秀征 元経企庁長官 福山大学客員教授

罪深いテドロスWHO事務局長の言動

拡大新型コロナウイルスについて緊急事態を宣言するWHOのテドロス・アダノム事務局長(中央)=2020年1月30日、ジュネーブ

 それを象徴的に示すのが、WHO(世界保健機関)のテドロス・アダノム事務局長に対する不信感の拡大だ。

 中国の強力な後押しによって事務局長に就任したといわれるテドロス氏の母国は、世界有数の“親中国”の国といわれるエチオピアである。

 彼は同国で保健大臣や外務大臣を歴任してきた政治家だ。それゆえ、政治的なスタンスとして、常に中国の側に立たなければ、自らの将来が危うくなるであろうことは容易に想像がつく。

 今回のWHOの動きは、誰がみても初動からおかしかった。

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筆者

田中秀征

田中秀征(たなか・しゅうせい) 元経企庁長官 福山大学客員教授

1940年生まれ。東京大学文学部、北海道大学法学部卒。83年衆院選で自民党から当選。93年6月、自民党を離党し新党さきがけを結成、代表代行に。細川護熙政権で首相特別補佐、橋本龍太郎内閣で経企庁長官などを歴任。著書に『平成史への証言 政治はなぜ劣化したのか』(朝日選書)https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=20286、『自民党本流と保守本流――保守二党ふたたび』(講談社)、『保守再生の好機』(ロッキング・オン)ほか多数。

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