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桜を見る会、政策行き詰まり…「ポスト安倍」でざわつく自民党

関心の的は総裁選の時期。ポスト安倍にらみ政策転換の議論も。中堅・若手はどう動く

星浩 政治ジャーナリスト

野党議員にかかった涙ながらの電話

 2月初め、衆議院予算委員会で「桜を見る会」の問題を追及した野党議員の事務所に、こんな電話が来た。

 「安倍首相のいい加減な答弁には耐えられない。私たちの日々の生活の苦しみを分かっていない。徹底的に追及してほしい」

 涙ぐんでいるような声だった。安倍首相が進めた集団的自衛権を容認する安保法制の時も「安倍批判」の電話が相次いだが、今回ほどの切迫感はなかったという。「安倍首相への反発はかつてないほど根が深くなっていると感じた」とこの議員は話す。

与党の公明党にも「安倍離れ」の声

 立憲民主党や共産党などの野党が「民意の安倍批判」を指摘するのは当然だ。しかし、自民党と連立政権を共にする与党の公明党内からも「安倍離れ」の声が聞かれるとなると、事態は深刻さを増す。

 公明党の幹部は「桜を見る会の公私混同は、支持母体の創価学会でも評判が悪い。憲法改正にも学会は反対。安倍さんとの距離は大きくなりつつある」と語る。2019年夏の参院選広島選挙区で、公明党・創価学会は自民党公認の河井案里氏を支援したが、その後、政治資金などの疑惑が発覚。河井氏を推した安倍首相に対する創価学会側の不信が強まっているという。「21年9月以降も安倍さんでという総裁4選論などあり得ない」

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筆者

星浩

星浩(ほし・ひろし) 政治ジャーナリスト

1955年福島県生まれ。79年、東京大学卒、朝日新聞入社。85年から政治部。首相官邸、外務省、自民党などを担当。ワシントン特派員、政治部デスク、オピニオン編集長などを経て特別編集委員。 2004-06年、東京大学大学院特任教授。16年に朝日新聞を退社、TBS系「NEWS23」キャスターを務める。主な著書に『自民党と戦後』『テレビ政治』『官房長官 側近の政治学』など。

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