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JAGATARAは生きている

[174]坪内祐三さん通夜、河井夫妻の選挙違反事件、jagatara2020……

金平茂紀 TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

1月22日(水) 時差調整と体力回復とストレス解消のために、本当に久しぶりにプールへ行って泳いだ。からだがなまっていることがよくわかった。ひどく乾燥している土地(イラン)に長く滞在していたからなのか、手の指の先がすぐにからからに乾いてくる。あるいは単なる加齢現象かな。

 局で、たまっていた雑件をまとめて処理する。18時から都内で急死した坪内祐三さんのお通夜。坪内さんとは新宿のバー「猫目」以外では会ったことがない。会うたびになぜか絡まれていた記憶がある。だいたい、先方はとっくに酔っ払っていた。でも、絡まれていたのになぜか憎めない人物だった。「無頼」を地で行こうとしていたが、それとは異なる、相当に繊細な心根の人なのだと思っていた節がある。通夜では同じ新宿のバー「エスパ」の智子さんと一緒になった。というよりも、一緒に行こうと連絡したのだった。

坪内祐三さん(1958―2020)拡大坪内祐三さん(1958―2020)
 お通夜の会場にはものすごい数の参列者が訪れていた。通夜のお清め会場には、知った顔の人が何人かいた。「猫目」の2人や、島田雅彦さん、柳美里さんと少しだけ話をして、会場を離れて、「エスパ」で献杯した。大ぜいが参列した葬儀のあとは何だか激しい空虚感に襲われることがあるものだ。坪内さんや重松清さんらが編集していた「en-taxi(エンタクシー)」はいい雑誌だった。

 深夜、NHKのETV特集「すべての人々に尊厳を~緒方貞子が遺(のこ)したもの~」をみる。東野真プロデューサーの熱意が伝わってきた。国谷裕子さんの仕切りを久しぶりにみた。小気味良い。

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筆者

金平茂紀

金平茂紀(かねひら・しげのり) TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

TBS報道局記者・キャスター・ディレクター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒。1977年、TBSに入社、報道局社会部記者を経て、モスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを経て、2010年より「報道特集」キャスター。2004年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)、『ロシアより愛を込めて――モスクワ特派員滞在日誌 1991-1994』(筑摩書房)、『二十三時的――NEWS23 diary 2000-2002』(スイッチ・パブリッシング)など。共著に『テレビはなぜおかしくなったのか<原発・慰安婦・生活保護・尖閣問題〉報道をめぐって>』(高文研)、『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川書店)など多数。

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