市川速水(いちかわ・はやみ) 朝日新聞編集委員
1960年生まれ。一橋大学法学部卒。東京社会部、香港返還(1997年)時の香港特派員。ソウル支局長時代は北朝鮮の核疑惑をめぐる6者協議を取材。中国総局長(北京)時代には習近平国家主席(当時副主席)と会見。2016年9月から現職。著書に「皇室報道」、対談集「朝日vs.産経 ソウル発」(いずれも朝日新聞社)など。
※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです
DJ古家正亨が語るウラオモテ(上)
韓国映画「パラサイト 半地下の家族」が2020年2月、米アカデミー賞を総なめした。ヒップホップ・グループ「BTS」も米ビルボードで1位を獲得するなど、韓国発のエンターテインメントは今、日本やアジアを飛び越えて世界のショービジネス界を席巻しようとしているように見える。
歴史を振り返れば、韓国が国策としてエンターテインメントに力を入れて海外進出を志し、最初に成功したステップが、日本での「韓流」だった。
テレビドラマ「冬のソナタ」と、主演のペ・ヨンジュン(ヨン様)ブームから17年。この間、ラジオDJとして韓流を初めて日本で本格的に紹介し、今も韓流解説の第一人者としてDJやコンサート、ファンミーティングのMC(司会)、ジャーナリストとして語り続けてきた古家正亨(ふるや・まさゆき)さん(45)に、「韓流ブームと日韓関係」について聞いた。
韓流の本質とは何か? 日本でのブームはなぜ浮き沈みを繰り返すのか? 外交関係が文化交流に与える影響は? 韓国芸能界が抱える「病」とは? そして韓流の未来は? 日本は追いつけるのか?―― 素朴な疑問をぶつけた。
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