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コロナ禍は安倍内閣の人災だ~「春節訪日熱烈歓迎」動画の舞台裏

中国国民訪日を熱烈歓迎、海に浮かぶ培養皿…。素人でもわかる過ちをなぜ繰り返すのか

佐藤章 ジャーナリスト 元朝日新聞記者 五月書房新社編集委員会委員長

習近平来日の親善ムードを優先

 実際、日本政府観光局(JNTO)の国別入国推計を見ると、今年1月全体では中国からの訪問客は前年比22・6%増の92万4800人となっている。前年中国と同レベルだった韓国が60%近く減少している姿と対照的だ。

 2月に入ると、日本人の間で感染者が見つかり始め、追跡調査の結果、1月中に訪日した中国人を接待したり乗せたりしたタクシー運転手や屋形船従業員だった。

 そして、「ぜひ東京以外の場所にも足を運び、その土地ならではの日本らしさを感じて頂ければ幸いです」という安倍の呼びかけに応えたのかどうか、北海道が全国最多の感染者数となってしまった。

 この要因について、日本政府観光局や北海道の統計数値はないが、厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議は、「北海道には中国からの旅行者が多く、そうした人々から感染が広がったと考えられます」と報告している。

 それにしても、首相の安倍はなぜこのような常識外れのメッセージを堂々と発してしまったのだろうか。

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筆者

佐藤章

佐藤章(さとう・あきら) ジャーナリスト 元朝日新聞記者 五月書房新社編集委員会委員長

ジャーナリスト学校主任研究員を最後に朝日新聞社を退職。朝日新聞社では、東京・大阪経済部、AERA編集部、週刊朝日編集部など。退職後、慶應義塾大学非常勤講師(ジャーナリズム専攻)、五月書房新社取締役・編集委員会委員長。最近著に『職業政治家 小沢一郎』(朝日新聞出版)。その他の著書に『ドキュメント金融破綻』(岩波書店)、『関西国際空港』(中公新書)、『ドストエフスキーの黙示録』(朝日新聞社)など多数。共著に『新聞と戦争』(朝日新聞社)、『圧倒的! リベラリズム宣言』(五月書房新社)など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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