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トランプ「同盟軽視」への道~マティス更迭

第4部「揺らぐ同盟―究極の取引至上主義」(1)

園田耕司 朝日新聞ワシントン特派員

「アメリカ・ファーストはアメリカ・アローンではない」

 会議に出席したスノッドグラス氏は、トランプ氏の会議中の言動を詳細に覚えている。

 マティス氏が海外駐留米軍の状況を説明する間、トランプ氏はしかめ面をしながら手元の紙をいじっていたが、在沖海兵隊のグアム移転に話が及ぶと、「一体だれがグアムに移転させる経費を支払うのだ」と激怒した様子で問いただした。

 一瞬沈黙が走ったのち、トランプ氏は「我々の貿易協定は犯罪的だ」「日本と韓国は米国を利用している」と怒鳴ったという。さらに、「日本、ドイツ、韓国……。米国の同盟国はこのテーブルにいるだれよりもコストがかかる!」と強調したという。

 マティス氏の狙いは失敗に終わった。

 スノッドグラス氏はこう振り返る。

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筆者

園田耕司

園田耕司(そのだ・こうじ) 朝日新聞ワシントン特派員

1976年、宮崎県生まれ。2000年、早稲田大学第一文学部卒、朝日新聞入社。福井、長野総局、西部本社報道センターを経て、2007年、政治部。総理番、平河ク・大島理森国対委員長番、与党ク・輿石東参院会長番、防衛省、外務省を担当。2015年、ハーバード大学日米関係プログラム客員研究員。2016年、政治部国会キャップとして日本の新聞メディアとして初めて「ファクトチェック」を導入。2018年、アメリカ総局。共著に「安倍政権の裏の顔『攻防 集団的自衛権』ドキュメント」(講談社)、「この国を揺るがす男 安倍晋三とは何者か」(筑摩書房)。メールアドレスはsonoda-k1@asahi.com

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