[180]福島第一原発、『Fukushima 50』、植松聖被告と接見……
2020年03月23日
3月4日(水) 朝、早起きして久しぶりにプールで泳ごうと思ったら、何とスポーツクラブが昨日から10日までの1週間、新型コロナウイルスの関係で臨時休業だった。あちゃー。
毎日新聞のコラム原稿。安倍首相の一斉休校に関する記者会見について書く。「クレスコ」の原稿も、これに関して書くことにする。教育統制という観点から。1941年の修業年限短縮の文部省令について調べる。どう考えても、今の政権には何が何でも東京オリンピックを開催するためにコロナウイルス禍を終息させねばならない(感染を小さく見せなければならない)という潜在的意図がみられないか。それは、大きな倒錯ではないのか。
春のセンバツ高校野球が無観客試合になるとの発表。開催か否かの最終発表はさらにこれから判断するという。津久井やまゆり園の植松聖被告に手紙を書く。久しぶりに辺見庸さんと電話で短くお話をする。
先週の福島第一原発の構内取材で、高台でのリポートがカットされたことに納得がいかず、3月6日にTUF(テレビユー福島)のチームが構内取材するというので、そこに参加させていただくことになった。本当に申しわけないけれど。
3月5日(木) 14時から多摩市でれいわ新選組の木村英子参議院議員にインタビュー。津久井やまゆり園事件について。木村さんとお会いするのは初めてだったが、とても有意義な対話ができた。とりわけ裁判で犠牲になった障害者の氏名が匿名扱いになったことについて「名前を隠していたいんだな。親御さんも世間から隠していたいんだなと。悲しいなと思います」と話していた。
木村さんは、19歳の頃、障害者の自立を支援する人物についての毎日新聞の記事をたまたまみつけ、それを切り抜いてずっと肌身離さず持っていた。ある日、施設を単身で脱走して、記事にあった人物のもとに飛び込んで行ったのだと。
東京に戻って東京駅18時53分発の特急ひたちで、いわき市に向かう。ひたちは空いていた。夜遅くホテルにチェックイン。今やどこに行っても従業員はマスク姿で、アルコール消毒液がフロントに置かれている。
3月6日(金) 朝、7時半にホテルを出て富岡町の廃炉センターへ。2月26日の時と同じく、ここから東電差し回しのマイクロバスに乗って構内へと向かう。TUFのスタッフに加え、佐古キャスターが参加している。こちらはお邪魔させていただいている身なのでなるべくおとなしくしていよう。入構受付の際に思わぬハプニングがあったが、結果的に解決して構内へと向かう。いやはや今回の施設は防護服の着脱がとても頻繁だった。
1号機から4号機までを見渡せる高台からのリポートに細心の注意を払った。この日のこの場所の線量は120マイクロシーベルト/時だった。カメラもがちがちのフィックスサイズ。動けばもしかすると
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