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新型コロナウイルス。アフリカの現状と感染拡大リスク

スーダン、ザンビアを中心に予防対策、感染リスクなどを考察する

川原尚行 認定NPO法人ロシナンテス理事長

拡大アフリカ東部エチオピアの国際空港でマスクをする旅行者ら=2020年3月11日、石原孝撮影

 WHOが新型コロナウイルスをパンデミックと指定し、3月23日現在全世界で30万を超える感染例、1万4000を超える死亡例を認めています。アフリカ54カ国のうちエジプト、南アフリカ、アルジェリアなど半数を超える国から感染者を出していて、感染国は日に日に増加している状態です。しかし、今のところヨーロッパ諸国のように感染者数の急激な拡大はしていません。

 アフリカの国々はそれぞれ特徴があり一括りにはできませんが、まずは私たち認定NPO法人ロシナンテスが支援活動をするスーダン、ザンビアを中心に、アフリカにおける新型コロナウイルスの予防対策、感染リスクなどを考察していきたいと思います。


筆者

川原尚行

川原尚行(かわはら・なおゆき) 認定NPO法人ロシナンテス理事長

1965年生まれ。1992年九州大学医学部を卒業後、九州大学第二外科(現:消化器・総合外科)に入局し同外科および広島赤十字・原爆病院で研修を行う。九州大学大学院修了ののち、1998年外務省入省。在タンザニア日本大使館に二等書記官兼医務官として着任。その後ロンドン大学(イギリス)で熱帯医学を履修し、2002年在スーダン日本大使館に一等書記官兼医務官として着任。2005年1月、外務省を辞職し同年4月よりスーダン国内での医療活動を開始。翌2006年5月、北九州市に「NPO法人ロシナンテス」を設立。同年8月スーダン共和国政府より国際NGOとして正式に登録される。

※プロフィールは、論座に執筆した当時のものです