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もう官僚になりたいとは思わない?

内閣人事局を透明にし、官僚の能力と実績からのみ審査するガイドラインを策定すべきだ

田中均 (株)日本総合研究所 国際戦略研究所 理事長/元外務審議官

未だに滅私奉公の官界

 また一方で、残念なことに、昔から変わっていないのは働き方だ。

 これだけ働き方改革が叫ばれ、政党自身がその先頭に立っているのに、官僚は、例えば議員の国会質問の事前提出を延々長時間待ち、答弁書を用意し、大臣に早朝説明をすることを続けている。睡眠時間を削る日々だ。

 与党や野党への説明に際しては、頭ごなしに激しくバッシイングをうける。政治家は官僚を叩くことに何の痛痒も感じないのか。官僚幹部が人格を否定されるような扱いを受けた時、若手官僚は官僚を続けたいと思うのだろうか。

拡大yoshi0511/Shutterstock.com

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筆者

田中均

田中均(たなか・ひとし) (株)日本総合研究所 国際戦略研究所 理事長/元外務審議官

1969年京都大学法学部卒業後、外務省入省。オックスフォード大学修士課程修了。北米局審議官(96-98)、在サンフランシスコ日本国総領事(98-2000)、経済局長(00-01)、アジア大洋州局長(01-02)を経て、2002年より政務担当外務審議官を務め、2005年8月退官。同年9月より(公財)日本国際交流センターシニア・フェロー、2010年10月に(株)日本総合研究所 国際戦略研究所理事長に就任。2006年4月より2018年3月まで東大公共政策大学院客員教授。著書に『見えない戦争』(中公新書ラクレ、2019年11月10日刊行)、『日本外交の挑戦』(角川新書、2015年)、『プロフェショナルの交渉力』(講談社、2009年)、『外交の力』(日本経済新聞出版社、2009年)など。

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