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映画『レ・ミゼラブル』はすばらしい!

[181]<3・11>、南三陸、首相記者会見、植松聖被告の判決公判……

金平茂紀 TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

3月11日(水) <3・11>から9周年の日。今年は新型コロナウイルス禍のために、政府の追悼式典が中止になった。何かを象徴しているような気がしてならない。そのくせ、「復興五輪」と銘打ったオリンピックは予定通り開催すると言っているのだから、何か根本的なところが腐っているのだ。

 毎年のようにお会いし続けてきた南三陸の西城たけさん宅にうかがうことにする。新幹線で仙台まで出てそこからは車で向かう。あらかじめ来訪をお知らせしておくと、食事などを準備されてしまう経験があったので、今回は敢えて突然うかがうことにした。たけさんはお元気だった。今年90歳になるという。ただ少し前よりも耳が遠くなった。自宅前の畑仕事を楽しみにしていた。自分で開墾した山へは雑木を切りに今でも入っていくという。土地と共に生きてきた人は強さがある。たけさんにはさらにユーモアがある。

 南三陸は旧防災対策庁舎の周辺が整備され、震災遺構として復興祈念公園がオープンしていた。まるで別物の風景である。何組もの同業者たち=テレビ局が取材・中継に繰り出していた。

旧防災対策庁舎がある南三陸町震災復興祈念公園を訪れる人たち=2020年3月11日午前6時54分、宮城県南三陸町20200311拡大旧防災対策庁舎がある南三陸町震災復興祈念公園=2020年3月11日、宮城県南三陸町

 仙台駅で新幹線のチケットをどこかで落としてしまったことに気づく。まいった。車内でJR乗務員に相談したら「落とし物として届いていますよ。東京駅で説明すれば大丈夫」と言われる。ありがたいことだ。夕方、春のセンバツ、中止決定。戦後初のことだ。

3月12日(木) 朝久しぶりに早起きしてプールへと向かう。今日はさすがにやっているはずだと思って行ったら、オープンしていた。けれどもジムのレッスンなどは休止していていつもの活気はない。プールは空いていてよかった。運動不足で体がなまっていたので泳ぐと気持ちがいい。

 夜、知人から薦められた映画『ミッドサマー』をみる。何ともまあ、ゲテモノ映画だ。僕はゲテモノ好きなので見てしまった。映像が退廃美とでもいうか。カルトのおっそろしさをゲテモノで描いた映画かなあ。嫌いじゃない、いや、好きな映画だ。

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筆者

金平茂紀

金平茂紀(かねひら・しげのり) TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

TBS報道局記者・キャスター・ディレクター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒。1977年、TBSに入社、報道局社会部記者を経て、モスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを経て、2010年より「報道特集」キャスター。2004年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)、『ロシアより愛を込めて――モスクワ特派員滞在日誌 1991-1994』(筑摩書房)、『二十三時的――NEWS23 diary 2000-2002』(スイッチ・パブリッシング)など。共著に『テレビはなぜおかしくなったのか<原発・慰安婦・生活保護・尖閣問題〉報道をめぐって>』(高文研)、『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川書店)など多数。

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