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死肉を喰らうハイエナにはなるまい

[182]津久井やまゆり園判決の集会、『三島由紀夫vs東大全共闘』、五輪延期……

金平茂紀 TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

映画『三島由紀夫vs東大全共闘』は何のためにつくられたんだい?

3月20日(金) 昨夜は少々飲み過ぎたか。最近、めっきりお酒に弱くなった。

 13時30分から横浜で津久井やまゆり園の判決を考える集会に参加。RKB毎日放送の神戸金史さんも来ていた。決して広くはない会議室に50人ほどの人々が訪れてほぼ満席。僕は後ろの方の窓が開く場所に陣取った。もともと人混みが苦手だが、ウイルス禍で多少神経質になっているのかもしれない。風が入る場所がいい。

 それぞれの参加者がかなり本音を語り合っていた。裁判は何も解明しなかったと。その中で、植松被告がやまゆり園で働き始めた当時、入所者を「かわいい」と語っていたことがあるという点について、法廷で裁判長が植松被告に「小さい子ですか?」と尋ねていたという。やまゆり園が成人者施設であることすら認識できていない裁判長の質問に「その程度の認識だったのか」と不快な思いを抱いたことを話していた方がいた。

 その後、時間ができたので、映画『三島由紀夫vs東大全共闘〜50年目の真実〜』をみることにした。みないという選択肢もあったが、いずれ喧嘩を売られた時のためにみておいてもいいかと割り切った。

『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』  ©SHINCHOSHA  配給:ギャガ拡大『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』  ©SHINCHOSHA  配給:ギャガ

 このフィルム素材には僕は個人的に長く深く関わってきた経緯がある。もう30年以上前に

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筆者

金平茂紀

金平茂紀(かねひら・しげのり) TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

TBS報道局記者・キャスター・ディレクター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒。1977年、TBSに入社、報道局社会部記者を経て、モスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを経て、2010年より「報道特集」キャスター。2004年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)、『ロシアより愛を込めて――モスクワ特派員滞在日誌 1991-1994』(筑摩書房)、『二十三時的――NEWS23 diary 2000-2002』(スイッチ・パブリッシング)など。共著に『テレビはなぜおかしくなったのか<原発・慰安婦・生活保護・尖閣問題〉報道をめぐって>』(高文研)、『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川書店)など多数。

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