メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

生態系中心主義に立脚したAI倫理は構築できるか

人間を理性的存在として特権化する「人間中心主義」の限界

塩原俊彦 高知大学准教授

社会規範としての「生態系中心主義」

 おそらく人間の理性を特権化する人間中心主義への反省は、人間以外の動物にもロボットにも疑似人格を求めるという短絡的な思想を招きかねないのではないか。そうすることで、なかなか誕生するとは思えない自律型マシーンとしてのAIロボットにも、なんらかの倫理的・道徳的責任を負わせるといった主張が幅を利かせることになるのではないか。

 だが、

・・・ログインして読む
(残り:約5020文字/本文:約6003文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

塩原俊彦

塩原俊彦(しおばら・としひこ) 高知大学准教授

1956年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。学術博士(北海道大学)。元朝日新聞モスクワ特派員。著書に、『ロシアの軍需産業』(岩波書店)、『「軍事大国」ロシアの虚実』(同)、『パイプラインの政治経済学』(法政大学出版局)、『ウクライナ・ゲート』(社会評論社)、『ウクライナ2.0』(同)、『官僚の世界史』(同)、『探求・インターネット社会』(丸善)、『ビジネス・エシックス』(講談社)、『民意と政治の断絶はなぜ起きた』(ポプラ社)、『なぜ官僚は腐敗するのか』(潮出版社)、The Anti-Corruption Polices(Maruzen Planet)など多数。

塩原俊彦の記事

もっと見る