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カイロからソウルへ 韓国チャーター機に乗り込んだ南スーダンの女の子

リ・セヒョン 東亜日報カイロ特派員

《訳者の解説》

 その後集めた情報によると、この記事にある「延世大学付属セブランス病院」がグローリアの手術費、渡航費、宿泊費などを提供し、韓国政府が実施している「入国から二週間の隔離」を踏まえて手術するということであった。

 私は韓国に移り住んで7年になるが、ここでは、入れ歯よりもインプラントが主流で、クリニックでの肌の管理はもちろん、美容整形、遠隔ロボット手術など、すでに庶民的なものになっていることを感じている。高価なものゆえ、庶民からはいつまでも遠い話……ではないのだ。

 韓国の伝統芸能界でも伝統をひとつのブランドコンテンツとして世界に売り出そうと、政府からの支援が充実している。海外で十分な医療を受けられない人を助けることによって、医療技術の宣伝、輸出にも一役買うのは当たり前で、何よりもそれらのスピード感がすごい。

 特派員コラムに登場する韓国のチャーター機には、日本人2名も搭乗しており、仁川(インチョン)空港から無事日本に帰国した。数週間前には、日本のチャーター機で韓国人が韓国に帰国できた、というニュースを見たところである。

 近い国なんだから、合理的な貸し借りや助け合いは当たり前だ。行き来の無いこの間の日韓であるが、この小さな往来のニュースで少し心温まる感じがするのは私だけであろうか。

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 藏重優姫(くらしげ・うひ) 韓国舞踊講師、日本語講師。日本人の父と在日コリアン2世の間に生まれる。大阪教育大在学中、韓国舞踊に没頭し韓国留学を決意。政府招請奨学生としてソウル大で教育人類学を専攻し舞台活動を行う。現在はソウル近郊で多文化家庭の子どもらに韓国舞踊を教えている。「論座」で『日韓境界人のつぶやき』連載中。

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