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「#国民投票法改正案に抗議します」拡散を機に改憲手続きをとことん考えた

「権力による、権力のための改憲」を招く、その構造とは

松下秀雄 「論座」編集長

「国民主導の改憲」は可能か、アイスランドの経験

 それでは、国民が権力を縛るための改憲は、96条のもとでは不可能なのだろうか。

 そんなことはない。96条にさだめられた骨格をどう肉付けするか、問題はそこである。

 私は、次のふたつが必要だと考えている。

 まず、改憲が必要か否か、必要とすればどこをどう改めるのか、国民の意思を慎重に見極めること。さらに改憲を発議する場合には、与党だけでなく国会の大多数の賛成を得ることだ。

アイスランド議会の本会議場=2012年11月拡大アイスランド議会の本会議場=2012年11月

 私は以前、アイスランドの改憲について取材したことがある。そこでおこなわれたのは、日本の改憲論議とはまったく異なる、国民主導のものだった。

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筆者

松下秀雄

松下秀雄(まつした・ひでお) 「論座」編集長

1964年、大阪生まれ。89年、朝日新聞社に入社。政治部で首相官邸、与党、野党、外務省、財務省などを担当し、デスクや論説委員、編集委員を経て、2020年4月から言論サイト「論座」副編集長、10月から編集長。女性や若者、様々なマイノリティーの政治参加や、憲法、憲法改正国民投票などに関心をもち、取材・執筆している。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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