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世論は怒った。検察庁改正法案のごり押し

[190]江田五月元法相、衆院内閣委員会、検察庁法改正案……

金平茂紀 TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

ルイ14世、ジョン・ロック……昔の検察官は教養があった

5月15日(金) アメリカの「Domocracy Now!」で、ナオミ・クラインが「Screen New Deal」と名付けて、コロナ禍の陰で莫大な利益を得ようと走るグーグルやアマゾンの動きに警告を発している。確かにコロナ対策で、学校教育現場において、自宅と教師を結んだオンライン授業が進むと、巨額の公的資金(元はと言えば税金だ)がグーグルやアマゾンに流れる。そこで巨大教育市場が生まれる。またオンライン授業はすべて録画記録されることが可能だ。派生的に、巨大な監視・検閲システムが出来上がってしまう危険性は十分にある。

 何気なくみていた朝のNHKニュースに養老孟司さんへのインタビューが流れていた。僕らがイヤと言うほどテレビでみているコロナウイルスの映像は、100万倍という単位の拡大倍率のものだと知らされた。そうなのか。あれをみてコロナの正体を知った気になっているが、その大きさのレベルでの存在だったのか。ヒトゲノムの3~4割はウイルス由来だと養老さんは淡々と仰っていた。ウイルスの感染自体は自然の出来事であって、人間にとってはどう手なづけるかの問題なのだと。うーん、深い。

電子顕微鏡で見た新型コロナウイルス=米国立アレルギー・感染症研究所提供拡大電子顕微鏡で見た新型コロナウイルス=米国立アレルギー・感染症研究所提供

 朝日新聞の朝刊に、パリから海老坂武氏の寄稿が載っていていろいろと考えさせられた。孤立の中で宿る連帯。

 12時30分から内閣委員会取材。今日は森法務大臣が出席する。委員会前の衆議院別館の廊下や委員会室は、政府が忌避を求める「3密」に近い状態だった。それは僕らを含めた報道陣の数が多いからだ。笑ってしまうのは、

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筆者

金平茂紀

金平茂紀(かねひら・しげのり) TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

TBS報道局記者・キャスター・ディレクター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒。1977年、TBSに入社、報道局社会部記者を経て、モスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを経て、2010年より「報道特集」キャスター。2004年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)、『抗うニュースキャスター』(かもがわ出版)、『漂流キャスター日誌』(七つ森書館)、『筑紫哲也『NEWS23』とその時代』(講談社)など多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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