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今必要なものは、脆い世界に立ち向かうための熟議デモクラシーだ

パンデミック下の「公共善」と「市民的連帯」

フェルナンド・バリェスピン スペイン・マドリード自治大学(UAM)法学部教授

ポピュリスト的言説の化けの皮ははがれた

 そしてこのことと関連して、リーダーシップの重要性もある。緊急の状況においては、普通起こりうるように「人気」や党派的利害を気にかけず、もう一つの不可侵のもの、つまり公共善を考慮して決定を行う人間が舵を取る立場にいるかどうかが極めて重要である。我々は

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筆者

フェルナンド・バリェスピン

フェルナンド・バリェスピン(Fernando Vallespín) スペイン・マドリード自治大学(UAM)法学部教授

専門は政治理論・政治思想。主要著作に『政治の将来(El futuro de la política)』(2000年、未訳)などがある他、首相府付属の社会学研究所(CIS)所長(2004-08年)、スペイン政治行政学会(AECPA)会長(2013-15年)などを務めた。またスペイン最大の発行部数を持つ日刊紙「エル・パイス(El País)」に定期的に寄稿するなど、論壇においても活発に発信を続けている。現代スペインを代表する政治学者・知識人の一人。