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 7年余りの長期政権を続ける安倍政権の失速が際立っている。

 森友学園・加計学園問題や「桜を見る会」、あるいは公文書改竄や経済統計偽装など様々な疑惑を振りまいてきた日々の果てに、力を入れていた統合型リゾート(IR)事業をめぐって担当副大臣が東京地検特捜部に逮捕された。

 さらに自民党参院議員の公職選挙法違反事件に絡んで前法相が広島地検・東京地検特捜部の捜査を受け、自民党本部から払い出された1憶5000万円という破格の選挙資金の行方が捜査の焦点となっている。

 迷走はとどまるところを知らず、「官邸の門番」など安倍政権寄りの異名をつけられた黒川弘務・東京高検検事長が一片の閣議決定によって定年延長された。検察ウオッチャーによると、検事総長に就任させることが狙いだった。

 ところが、当の黒川検事長は緊急事態宣言期間中に産経新聞記者や朝日新聞社員と賭けマージャンに興じていたことが暴露されて失脚。安倍内閣は国会に提出していた検察庁法の定年延長法案をいったん引っ込め、継続審議とした。

 底意が見え透くような安倍政権の失政と狼狽ぶりに内閣支持率は急落。安倍晋三首相は「次の総理大臣」をめぐる世論調査では2位に甘んじ、トップの石破茂・元自民党幹事長に差をつけられている(FNNプライムオンライン)。

 首相公選が実施されれば石破氏が次期首相になる公算が強いが、永田町の選択は往々にして国民の支持通りに決まるとは限らない。

 コロナウイルス対策でも有効な手を打てない安倍内閣に代わり、国民の間では「石破待望論」が強いが、当の石破氏はどう考えているのか。政治の現状や次期政権への考えなどを突っ込んで聞いてみた。

拡大石破茂氏

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筆者

佐藤章

佐藤章(さとう・あきら) ジャーナリスト 元朝日新聞記者 五月書房新社編集委員会委員長

ジャーナリスト学校主任研究員を最後に朝日新聞社を退職。朝日新聞社では、東京・大阪経済部、AERA編集部、週刊朝日編集部など。退職後、慶應義塾大学非常勤講師(ジャーナリズム専攻)、五月書房新社取締役・編集委員会委員長。著書に『ドキュメント金融破綻』(岩波書店)、『関西国際空港』(中公新書)、『ドストエフスキーの黙示録』(朝日新聞社)など多数。共著に『新聞と戦争』(朝日新聞社)、『圧倒的! リベラリズム宣言』(五月書房新社)など。

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