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国民のため、立たないのですか!/石破茂にとことん聞いた(下)

佐藤章 ジャーナリスト 元朝日新聞記者 五月書房新社編集委員会委員長

 インタビューの中で石破茂氏も触れているが、同氏は1993年に一度、自民党を離党している。政治改革関連法案に賛成し、自民党内の役職停止処分を受けたためだ。

 私はこのころに石破氏と知り合い、連日のように議員宿舎にお邪魔していた。論理と筋道を通そうとする姿勢はこのころも今も変わっていない。

 ただ、今回のインタビューでは、何度も「今度は失敗できない」と繰り返していた。「石破、立て」という励ましの声は山ほど来ているが、「日々、正直言えば懊悩しているところなんです」と胸の内を正直に語っていた。

 インタビューの中心的なテーマはコロナウイルス対策となったが、この問題に関しても石破氏の熱心な勉強ぶりがうかがえた。

 コロナウイルス対策の基本であるPCR検査がなぜ広がらないのか。その構造的な原因に対する理解はほぼ正確なものだったと思う。

 現在の安倍政権は、この構造的な問題に一指も触れていないだけに、第2波のウイルス襲来を前に、石破氏のような確かな知識と理解を兼ね備えた首班による、文字通り「救国政権」の登場が強く望まれる。

 『自民党内、いまだに静かです!/石破茂にとことん聞いた(中)』に続くインタビューの最終回はコロナ対策の話である。

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筆者

佐藤章

佐藤章(さとう・あきら) ジャーナリスト 元朝日新聞記者 五月書房新社編集委員会委員長

ジャーナリスト学校主任研究員を最後に朝日新聞社を退職。朝日新聞社では、東京・大阪経済部、AERA編集部、週刊朝日編集部など。退職後、慶應義塾大学非常勤講師(ジャーナリズム専攻)、五月書房新社取締役・編集委員会委員長。著書に『ドキュメント金融破綻』(岩波書店)、『関西国際空港』(中公新書)、『ドストエフスキーの黙示録』(朝日新聞社)など多数。共著に『新聞と戦争』(朝日新聞社)、『圧倒的! リベラリズム宣言』(五月書房新社)など。

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