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本物のコロナ対策はこれだ! 大村秀章・愛知県知事×保坂展人・世田谷区長

東京都の小池知事や大阪府の吉村知事ばかりが脚光を浴びているのは正しいのか

論座編集部

やるべきことを丹念に愚直にやるかどうか

保坂 東京では当初、保健所への電話が殺到してなかなかつながりませんでした。電話がつながっても、検査センターで結果が判明するまで長い時には、さらに4~5日かかった。だから平均8日以上を要したのでしょう。

 保健所がすべての対応をやっていたのが問題でした。病院を探すのも空きベットを探して断られ続けながら、保健所の責任者が一件一件電話していたのです。とても疲弊しました。4月半ば、いちばん厳しい時期に医療体制が限界を超えていたのは事実です。

 当初、患者の方は発熱などの症状が出てから4日待って、5~6日目くらいに病院に現れました。専門家会議の「4日以上の発熱」に従い、それを経てから電話をし、ようやく電話がつながって指示を受けていたら、6日くらい経過しますよね。その期間で症状が悪くなる人はかなり悪くなってから病院を訪れたのです。

 いまは、相談を受けたその日のうちに検査できるようになりました。翌日には結果が出ます。その結果、早く治療に結びつくようになり、軽度の段階で回復にむかい、重症者は出なくなりました。やはり「すぐに検査してすぐに治療する」。これをどんどん回していけば解決できるのです。だから愛知県は重症者が少ないのでしょう。

 このエビデンスを冷静に議論し、全国の教訓にするべきなのに、今の日本社会はそうなっていない。逆に大村さんを批判する人がいる。客観的で実証的な対策と効果の議論にしていくべきですね。

拡大保坂展人・世田谷区長

大村 いろんな意見があっていいですし、政治家としてご批判いただくのはあたりまえですが、感染症対策というのは、やるべきことはある程度決まっていて、それを丹念に愚直にやるかどうかなのです。

 コロナは大都市の病気です。感染者が出たらただちに検査をし、医療を急ぎ、濃厚接触者を追いかけていく。クラスターを見つけて潰していくという日本のやり方をいちばん丹念に愚直にやったのが愛知県なのだと思います。その結果として、愛知県の感染者数は約520人。大阪約1800人、東京約5600人より少ない。結果は数字に出ます。それを分析して第二波、第三波に備えることが大切です。

保坂 考えていることがほぼ一緒です。国会にいるとき、大村さんは声が大きく「ヤジ将軍」でした。私も反対側の席から大村さんに向けて、時々ヤジを飛ばしていました。今、声を大きくして言わなければならないのは、感染症対策には定理、原理原則があるということです。与野党を超えて、誰が担ってもこのようにすべきである、という原則がある。それをスタンダードにし、そのやり方を全国に広げて、第二波に備えなければなりません。

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