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「保革」「左右」を超えた野党再編の対立軸は何か/下

「経済的小日本主義」は新自由主義経済への有力な対抗軸だ

田中信一郎 千葉商科大学基盤教育機構准教授

時代環境の変化への適応としての政界再編

 1990年前後から、経済環境と国際環境が大きく変化した。経済環境では、1973年のオイルショックによって高度成長が終わり、1990年代前半のバブル経済の崩壊によって低成長時代に突入した。国際環境では、ソ連を中心とする社会主義陣営の自壊によって冷戦が終了した一方、中国など新興工業国の台頭が目覚ましくなった。

 これら前提状況の変化に伴い、55年体制も崩壊を始めた。自民党では利権や路線をめぐって激しい党内対立が起こり、有力な政治家たちが離党して新党を結成した。社会党は、

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筆者

田中信一郎

田中信一郎(たなか・しんいちろう) 千葉商科大学基盤教育機構准教授

博士(政治学)。国会議員政策担当秘書、明治大学政治経済学部専任助手、横浜市地球温暖化対策事業本部政策調査役、内閣府行政刷新会議事務局上席政策調査員、内閣官房国家戦略室上席政策調査員、長野県企画振興部総合政策課・環境部環境エネルギー課企画幹、自然エネルギー財団特任研究員等を経て、現在に至る。著書に『政権交代が必要なのは、総理が嫌いだからじゃない』『信州はエネルギーシフトする』、共著に『国民のためのエネルギー原論』『再生可能エネルギー開発・運用にかかわる法規と実務ハンドブック』などがある。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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