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民衆社会の基層の劣化(辺見庸)

[194]日隅一雄情報流通促進基金賞、『こころの時代』、河井案里元秘書判決……

金平茂紀 TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

6月10日(水) 朝、プールへ行き泳ぐ。いつもの半分くらい。心身が少しでも調子よくなれれば、それでいいのだ。朝日新聞の一面に例の『武漢日記』の著者(作家の女性)に対して非難の声が中国国内であがっているという記事。

 バー「カデンツァ」のママの件でTBS内の3人にその旨伝える。身の処し方に関して、くだらない手続きで忙殺される。

 アメリカ全土で、白人警官に圧殺されたジョージ・フロイド氏の葬儀の模様が主要テレビで生中継されたとのこと。BLM(ブラック・ライブズ・マター)は大々的な第二の公民権運動的なうねりへと発展しつつあるように思う。

 人事異動の季節で、このテレビ局内がそわそわしていて落ち着かないようにみえる。♫サラリーマン 心の傷 3つ4つ あてもなく さまようだけ♫(忌野清志郎『サラリーマン』)

6月11日(木) ゆえあって本郷の東大に行ったら、ここも原則立ち入りが禁止されていて、大学にはほとんど人がいなかった。こんなんでどうやって学問研究が維持されているのだろうか。例外状態が常態化する異常。ただ入り口は身分証明を提示すれば正門、赤門ともに中に入れた。

 「3密」の英語訳が「3C」であることをJapanTimesを読んでお勉強する。Closed spaces; Crowded places; Close-contact setting in which people are talking face to face.

 人種差別とは何かを考える「エリオット先生の授業」という古い動画があって、これがネット上で大変な数でいま視聴・共有されている。本当にすばらしい授業だ。

人種差別とは何かを子どもたちと考える「エリオット先生の授業」の動画より拡大人種差別とは何かを子どもたちと考える「エリオット先生の授業」の動画より

 4月から始めたWEBラジオの「Cats Howling=ネコタチノトオボエ」の第2弾のゲストが決定。作家の島田雅彦さん。よかった。僕は島田さんの小説のファンだ。一番好きな作品は『退廃姉妹』。収録が楽しみだ。

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筆者

金平茂紀

金平茂紀(かねひら・しげのり) TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

TBS報道局記者・キャスター・ディレクター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒。1977年、TBSに入社、報道局社会部記者を経て、モスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを経て、2010年より「報道特集」キャスター。2004年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)、『ロシアより愛を込めて――モスクワ特派員滞在日誌 1991-1994』(筑摩書房)、『二十三時的――NEWS23 diary 2000-2002』(スイッチ・パブリッシング)など。共著に『テレビはなぜおかしくなったのか<原発・慰安婦・生活保護・尖閣問題〉報道をめぐって>』(高文研)、『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川書店)など多数。

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