[197]小池百合子都知事の記者会見・ぶら下がり取材、豪雨の熊本県芦北町……
2020年07月23日
7月1日(水) 朝、プールへ行き泳ぐ。15分泳いだだけで息があがってしまった。体力が落ちているのかな。早稲田大学大学院の事務当局の窓口が閉まっていて、本当に困った。6日には事務所窓口が再開するそうなので行ってみるか。「平和フォーラム」のインタビュー校正。インタビューの言葉と書く言葉ではどことなく密度が異なるものだ。17時から六本木でこみいったことの打ち合わせ。その後、Tと中華めし。
7月2日(木) 再び頑張って朝、プールへ。泳ぐと心身が落ち着くのだ。
16時19分、東京都コロナ対策本部会議の生中継映像を見ていたら、小池知事の入場時に会議参加者全員が起立して直立不動で迎えていた。やっぱりそうなんだ。
17時8分から緊急記者会見。「感染拡大要警戒」と大書きされたフリップをもってカメラ目線でプレゼンテーションしている。とにかくコロナ、コロナでテレビに連日出まくっている感じだ。「報道特集」は今週の特集で、東京都知事選挙を急遽扱うことになっているのだが、こんなコロナウイルス感染拡大状況で、5日の投票日は果たして大丈夫なのか。
19時から「ネットと選挙」という、今ではもう新しくない切り口から都知事選を考えようということで、「選挙ドットコム」の事務所を訪ねて同代表にインタビュー取材をする。コロナで選挙運動も様変わりした。伝統芸の握手もコロナで封じ込められたと。そもそも今回の都知事選挙、関心が相当に低いという。投票率が下がるのが懸念される。もうひとつはインターネット選挙運動の隆盛で投票の質も変わるのではないかと言っていた。短いキャッチーなイメージが先行するようになったと。ネットを通して選挙をみているからこそ、そういうことがよく見えるのだろう。
7月3日(金) 何と3日連続で、朝プールへ行き、泳いだ。身も心も清めてから東京都庁へ。小池知事の知事選投票日前の最後の定例記者会見だからだ。ここはぜひとも質問してみようと、スタッフが頑張って、記者席の(コロナ対応で間隔が広くとられている)最前列の真ん中の席をバミッてくれたので、そこに坐ってひたすら挙手し続けた。ところが小池知事は全くあててくれない。4年前の不愉快な記憶がひそかによみがえってきたが、ここにそのことを記すのはやめておく。都庁記者クラブの常駐記者なのだろうか、そういう記者ばかりにあてていた。もちろん、都知事選のトの字も質問には出なかった。
終了際に「知り合いばかりをあてていていいんですか」と叫んだが、知事は去って行った。さらに「幹事社もちゃんと仕切って欲しい」旨、余計ながら口走ってしまったが、そういうやりとり自体が、この都庁の会見場ではかなり異例なことであることを後になって知る。まあ、僕も大人げなかったか。自分の息子みたいな歳の若い幹事社記者に八つ当たりしたみたいな感じで、自己嫌悪に陥る。
その後のスケジュールでは知事は池袋へと向かうので、急いで階下に移動して退庁時のぶら下がりを待っていた。だが、知事は何も言わずに車寄せへと直行した。これで引き下がるわけにはいかない。15時30分からの「緊急池袋繁華街・新型コロナウイルス感染防止大会」へと向かう。
会場のとしま区民センターのホールはほとんど密に近い状態だった。出席者が多いのだ。「立憲民主党としま」の幹事長も出席していた。会場で流されたビデオをみていたら、「テロ撲滅・池袋」のたすきをかけた地域の係員たちが、繁華街をパトロールしていた。そうか。ウイルスはテロなんだ。
16時30分すぎに大会が終了したので、知事へのぶら下がりを試みるべく待機した。知事が出てきて、幹事社が質問し終わった後に、ようやく質問することができた。現下のウイルス感染者急増の状況の中で、明後日の投票所の安全性は大丈夫なのでしょうか。東京都の知事として有権者に対して伝えたいメッセージは何かありますか? すると、
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