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言葉と権力:「誰かと話すことは権力の問題になる」

権力の盛衰とともに変化する言葉に敏感であれ

塩原俊彦 高知大学准教授

権力が代われば言葉も変わる

 こんな大切な言葉なのだが、実際には言葉と権力の結びつきについて気づく人は少ないのではないか。筆者の仲人であり恩師である宮沢俊一は、ソ連崩壊後、ボリス・エリツィン大統領の時代になって、「新聞を読んでも意味がわからない」とこぼしていた。要するに、ソ連がなくなって、それまでのロシア語の言葉遣いが大幅に刷新され、ロシア語の新聞を読んでいても理解できない

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筆者

塩原俊彦

塩原俊彦(しおばら・としひこ) 高知大学准教授

1956年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。学術博士(北海道大学)。元朝日新聞モスクワ特派員。著書に、『ロシアの軍需産業』(岩波書店)、『「軍事大国」ロシアの虚実』(同)、『パイプラインの政治経済学』(法政大学出版局)、『ウクライナ・ゲート』(社会評論社)、『ウクライナ2.0』(同)、『官僚の世界史』(同)、『探求・インターネット社会』(丸善)、『ビジネス・エシックス』(講談社)、『民意と政治の断絶はなぜ起きた』(ポプラ社)、『なぜ官僚は腐敗するのか』(潮出版社)、The Anti-Corruption Polices(Maruzen Planet)など多数。

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