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英国のEU離脱により明らかとなった明と暗

花田吉隆 元防衛大学校教授

ファーウェイ排除問題で米に屈した英国

 視点を移し、英国側から見てみる。離脱後の事態は英国の思惑通りに進んでいるか。

 英国はEUの頚城(くびき)から脱し、行動の幅を広げることにより、かつての大英帝国の二番煎じを実現できるのではないかと夢見た。そのカギは米中との関係緊密化だ。実際はどうか。

 英国は、米国との間に「特別な関係」があると自負する。離脱後これをテコに、自らのポジションを強化していけると踏んだ。しかし実際はそうならなかった。いい例が5Gからのファーウェイ排除だ。

 当初、米国のファーウェイ排除要求に対し、英国は首を縦に振ろうとしなかった。5G網は既に構築過程にあり、そこではファーウェイ製部品が多く使われている。いまさら、これを他社製品に代えることはいかに米国の要求とはいえ現実的でない。さらに、

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筆者

花田吉隆

花田吉隆(はなだ・よしたか) 元防衛大学校教授

在東ティモール特命全権大使、防衛大学校教授等を経て、早稲田大学非常勤講師。著書に「東ティモールの成功と国造りの課題」等。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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