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ベラルーシの政情不安:プーチンの介入はあるか

「欧州唯一の独裁者」に政権交代の可能性

塩原俊彦 高知大学准教授

ロシア介入の可能性

 事態の緊迫を理解するルカシェンコは8月15日と16日、ロシアのプーチン大統領と電話で会談した。15日の会談について、ルカシェンコは1999年12月8日付の「ロシア・ベラルーシ間連合国家創設条約」と1992年5月15日付の「集団安全保障条約」(2010年12月10日付改正)があることを前提に、「この条約に当てはまるのは、まさにこの瞬間だ。だからこそ、今日、私はロシア大統領と状況についての長い、詳細な会話をした」とのべたとされる。要するに、ロシアが安全保障上の理由から、ベラルーシを支援する可能性を示唆し、国内の反ルカシェンコ勢力を牽制しようとしたのである。

 これに対してロシア側は、

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筆者

塩原俊彦

塩原俊彦(しおばら・としひこ) 高知大学准教授

1956年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。学術博士(北海道大学)。元朝日新聞モスクワ特派員。著書に、『ロシアの軍需産業』(岩波書店)、『「軍事大国」ロシアの虚実』(同)、『パイプラインの政治経済学』(法政大学出版局)、『ウクライナ・ゲート』(社会評論社)、『ウクライナ2.0』(同)、『官僚の世界史』(同)、『探求・インターネット社会』(丸善)、『ビジネス・エシックス』(講談社)、『民意と政治の断絶はなぜ起きた』(ポプラ社)、『なぜ官僚は腐敗するのか』(潮出版社)、The Anti-Corruption Polices(Maruzen Planet)など多数。

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