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安倍政権は自らの政治的負債の重みで自然倒壊した

「時間かせぎ」で積み上げられた瓦礫の山を乗り越えるのは誰か

木下ちがや 政治学者

アベノミクスは「時間かせぎ」でしかなかった

 第二次安倍政権の長期支配に正当性と土台を与えたのは、経産省主導の目玉政策「アベノミクス」であった。「異次元」と呼ばれる大規模な金融緩和と、日銀による大規模な国債の買い入れ、そして大規模な公共事業投資により、市場に大量の金を放出し、経済を活性化させるという経済成長戦略である。

 これは財政支出を削減し、規制緩和を推進することで民間市場を活性化させるという小泉構造改革の経済成長戦略とはやや異なる。第一次安倍政権は小泉構造改革をそのまま継承し

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筆者

木下ちがや

木下ちがや(きのした・ちがや) 政治学者

1971年徳島県生まれ。一橋大学社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。現在、工学院大学非常勤講師、明治学院大学国際平和研究所研究員。著書に『「社会を変えよう」といわれたら」(大月書店)、『ポピュリズムと「民意」の政治学』(大月書店)、『国家と治安』(青土社)、訳書にD.グレーバー『デモクラシー・プロジェクト』(航思社)、N.チョムスキー『チョムスキーの「アナキズム論」』(明石書店)ほか。

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