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第32軍司令部壕の内部映像に驚く

[201]十三市民病院、NHKスペシャル、保坂展人・世田谷区長の会見……

金平茂紀 TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

7月29日(水) コロナの時代。国や行政や組織が、国民の移動の自由をとやかく言って制限する。いやな時代だ。

 そんな中で僕らは大阪出張取材だ。大阪ではこのところ陽性患者数が増えてきている。13時前にはNディレクターらのチームと大阪新阪急ホテルのロビーで合流。今回の出張は、十三市民病院が、コロナウイルス感染症の中等症患者受け入れの専門病院として動き出している、というので、その取材をするのだ。中等症というのは、ざっくり言えば、酸素吸入を要する患者さんということ。重症化を防ぐ観点から、この中等症患者への対処がにわかに注目を集めているという。受け入れ病院では厳密なゾーニングが施されている。

 まずは14時から大阪府庁で吉村知事の定例記者会見へ。コロナ対策で、記者の数やカメラ台数が制限されている。僕自身は吉村知事の記者会見に出るのは今回が初めてだが、まあ、よく喋る、喋る。通り一遍に中等症患者の受け入れ態勢について質問したが、知事は「大阪コロナ追跡システム」の普及促進のためということで、利用者(府民)が店舗や観光名所で、システムのQRコードをかざして読み込んだ場合、「大阪マイル」がたまり、一定数のマイルがたまれば抽選で特典をゲットできるのだという。知事はこの話で熱弁を奮っていた。つまりあちこちに出かけてください、ということか。

新型コロナウイルス感染者の専門病院となる十三市民病院。病棟では感染者が生活するレッドゾーン(左)と、医師や看護師がガウンなどを脱ぎ着するイエローゾーン(右)の仕切りを拡大十三市民病院では、感染者のいるレッドゾーン(左)と、医師や看護師がガウンなどを着脱するイエローゾーン(右)の仕切りがあった=2020年5月

 その後、十三市民病院へ。中等症の入院患者がまだ入っていない病床施設を院長に丁寧に案内していただいた。行政からの「病床を確保しろ」との要請に素直に応じたようだった。病院職員に感染させないように厳重な態勢がとられていた。

 今日の大阪のコロナ陽性者が221人と過去最多が記録されたというので、御堂筋の繁華街で街録。その後、大阪市内で大事な案件の話で1泊。率直な実りある話。動き回り詰めで、ちょっと疲れた。

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筆者

金平茂紀

金平茂紀(かねひら・しげのり) TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

TBS報道局記者・キャスター・ディレクター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒。1977年、TBSに入社、報道局社会部記者を経て、モスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを経て、2010年より「報道特集」キャスター。2004年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)、『ロシアより愛を込めて――モスクワ特派員滞在日誌 1991-1994』(筑摩書房)、『二十三時的――NEWS23 diary 2000-2002』(スイッチ・パブリッシング)など。共著に『テレビはなぜおかしくなったのか<原発・慰安婦・生活保護・尖閣問題〉報道をめぐって>』(高文研)、『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川書店)など多数。

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