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第32軍司令部壕の内部映像に驚く

[201]十三市民病院、NHKスペシャル、保坂展人・世田谷区長の会見……

金平茂紀 TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

給食はホームレスの子どもを餓死させないため

7月30日(木) 宿泊したホテルの朝食会場もコロナ対策でピリピリしていた。テレビ朝日労組が民放労連から脱退したという出来事が波紋を呼んでいる。いろいろな人がいろいろな場所でいろいろなことを言い始めている。

 15時発の便で東京に戻る。その東京では今日、コロナ陽性者数が367人と過去最高を記録したとかで騒ぎになっている。数字で一喜一憂する状況以前に、検査数という根本的な問題があるはずなのだが。世田谷区の動き。地域自立主義(Municipalism)のモデルケースになるか。

 琉球新報に書く大盛伸二さんへの追悼文の準備。チューリップテレビのドキュメンタリー映画『はりぼて』の日本記者クラブ報への紹介文。夕方、泳ぐ。

7月31日(金) 午前中、広尾。「クレスコ」の原稿。NYのジャーナリスト津山恵子さんからうかがったNYクイーンズでの学校給食の話がとても心に残っていたので、そのことを書くことにする。学校の授業が閉鎖になっていた時も、給食はやっていたという事実にショックを受けたので。つまり、学校という場が、地域の公共の場所なのだ。それが本来の姿ではなかったか。ホームレスの子どもを餓死させないためにって給食やってるのよ、との津山さんの言葉が強烈だった。

8月1日(土) 黒人公民権運動の推進者のひとりであったジョン・ルイス下院議員の葬儀。ブッシュ、クリントン、オバマといった歴代大統領らが参列したが、トランプは姿をみせなかったばかりか、議会の中に遺体が安置されていた時も全く無視していたとか。

1940年2月21日 – 2020年拡大ジョン・ルイス下院議員(1940–2020)=ワシントンで Allison C Bailey/Shutterstock.com

 「報道特集」のオンエア。前半は、コロナウイルス感染症の重症化を防ぐための中等症患者の受け入れ病院をめぐって。後半は、RKB毎日放送制作の「大気中のプラスチック汚染」。

 オンエア後、大盛伸二さんの追悼文(琉球新報)を書くために、氏が撮影で参加した1988年のドキュメンタリー『遅すぎた聖断〜検証・沖縄戦への道〜』(RBC琉球放送制作)を久しぶりにみる。筋の通ったまっすぐな作品だと思う。なかでも旧日本軍第32軍の作戦参謀・八原博通の証言テープ(音声)が生々しい。88年の段階で紹介されていたのだとあらためて確認。昭和天皇のいわゆる「沖縄メッセージ」でしめ括っている点も、この作品を貫く視点の確かさを感じる。もう沖縄に行っても大盛さんに会えないな、という寂寞感の大きさよ。

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筆者

金平茂紀

金平茂紀(かねひら・しげのり) TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

TBS報道局記者・キャスター・ディレクター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒。1977年、TBSに入社、報道局社会部記者を経て、モスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを経て、2010年より「報道特集」キャスター。2004年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)、『ロシアより愛を込めて――モスクワ特派員滞在日誌 1991-1994』(筑摩書房)、『二十三時的――NEWS23 diary 2000-2002』(スイッチ・パブリッシング)など。共著に『テレビはなぜおかしくなったのか<原発・慰安婦・生活保護・尖閣問題〉報道をめぐって>』(高文研)、『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川書店)など多数。

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