周庭さんら国家安全維持法違反で逮捕
[202]「国境なき医師団」会見、『羽仁進の世界』、ナオミ・クライン……
金平茂紀 TBS報道局記者、キャスター、ディレクター
背広にネクタイの下は何と……
8月6日(木) 75周年の広島原爆忌。朝、ニューヨークのジャーナリスト、ピート・ハミル氏の死去をネットで知る。お連れ合いで、ずうっとピートさんの介護にあたっていた富貴子・ハミル・青木さんもさぞかし今は大変だろう。時間を少しおいてからメールでお悔やみの言葉を送ろう。

コラムニストのピート・ハミルさん(右)とジャーナリストの青木冨貴子さん=2007年、「グラウンド・ゼロ」の前で 撮影・本田理
11時から日本記者クラブで、国境なき医師団の日本人チームの記者会見。紛争地イエメンの新型コロナウイルス対策にあたっている彼らの活動ぶりについてお話をうかがう。政治的な利害とは一線を画す人道支援だと強調していた。
ちょっと意外だったのは、イエメンのインターネット環境がそれほど劣悪ではなく、携帯電話もかなり普及しているという。まあ、今や、地上の据え付け電話なんか成り立たないのが中東地域の常識なのだけれど。国境なき医師団のような国際貢献にあたっている日本の人々が結構な数いる。もっと報じられていいのではないか。日本すごいぞキャンペーンとは別の意味で。
あしたの国防総省元高官へのインタビュー準備。映画『はりぼて』の日本記者クラブ会報用の小文。故あって大昔のATG映画『初恋・地獄篇』をDVDでみる。胸がしめつけられるような切なさを覚える。まだそういう感情が自分のなかに残っているんだな。
広島で開かれた安倍首相の記者会見でちょっとした異変があった。会見場で計4問の質疑で打ち切ろうとした際、「総理、まだ質問があります」と声をあげ追加の質問をしようとした記者がいた。朝日新聞の記者だが、
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