Dr.ナイフ(ドクター・ナイフ) @knife900
政治に関心がない人生を過ごしてきましたが、 安倍政権以降の政治劣化に疑問を持ち、2018年にTwitterを始めました。 左翼と言われますが(笑)、政治理念はなく支持政党もありません。 自分では無党派層に近い感覚でつぶやいています。本業は医療業界で研究開発、マーケティング、ITを専門に活動しています。
※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです
なぜ安倍政権の評価は極端に二分されるのか?
安倍政権はその末期においても内閣支持率は30%台を維持し、朝日新聞社による安倍政権7年半の総括調査では、7割の人が好意的な評価をくだしています。
一方では、安倍政権は憲政史上最悪、戦後最低の内閣であるという声も盛んに叫ばれています。
一体、なぜ安倍政権の評価は、これだけ極端に分かれるのでしょうか。
僕は、安倍政権が非常に露骨で巧妙なマーケティングを、国民に対して仕掛けてきた結果だと考えています。
よく、メディアが真実を伝えないのが悪い、メディアが政権に忖度するのが問題だという声を聞きます。もちろんメディア側にも責任はあるでしょう。しかしその責任は主体的ではなく受け身の責任です。ジャーナリズム精神を忘れ、単なる情報伝達の器として、政権にいいように利用され続けてきた責任だと僕は考えます。
安倍政権によるマーケティングといいました。マーケティングとは商品やサービスを売るための仕組み。
商品やサービスなら分かります、やって当たり前です。
しかし、はたして政治が国民に対して、マーケティングを仕掛けてよいのでしょうか。
僕はそれに対して大きな問題意識を持っています。医療業界でマーケティングに深く関わってきた自分の経験をもとに、安倍政権が行ってきたと思われる、国民に対する許されざるマーケティングについて、考察したいと思います。