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公僕から下僕へ:菅政権下で進む時代錯誤

日本の問題の核心は“public”の不在にある

塩原俊彦 高知大学准教授

公僕の誕生

 公僕としての“public servant”が19世紀になって、“official”に転化した。ただ英国の場合、“civil service”という言葉で軍人および司法官を除く国家の職務に雇用されている政府職員をさすことが一般的だ。米国でも、“civil service”が公務員を表す言葉として使用されている。ただし、軍人は除かれている。このように官吏の定義さえ、本当は簡単ではないのだ。

 ついでに説明しておくと、この“official”はキリスト教会の官僚制に由来し

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筆者

塩原俊彦

塩原俊彦(しおばら・としひこ) 高知大学准教授

1956年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。学術博士(北海道大学)。元朝日新聞モスクワ特派員。著書に、『ロシアの軍需産業』(岩波書店)、『「軍事大国」ロシアの虚実』(同)、『パイプラインの政治経済学』(法政大学出版局)、『ウクライナ・ゲート』(社会評論社)、『ウクライナ2.0』(同)、『官僚の世界史』(同)、『探求・インターネット社会』(丸善)、『ビジネス・エシックス』(講談社)、『民意と政治の断絶はなぜ起きた』(ポプラ社)、『なぜ官僚は腐敗するのか』(潮出版社)、The Anti-Corruption Polices(Maruzen Planet)など多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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