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Dr.ナイフさんの論考を不定期で公開します

松下 秀雄 論座編集長

 「論座」は過日、執筆陣に加わっていただくよう依頼していたDr.ナイフさんに対して、継続的なご寄稿はいったん見合わせ、SNS時代の言論のあり方などについて数回、ご寄稿いただくようお願いするとともに、8月29日に吉田貴文編集長(当時)が、その旨を読者の皆さまにご説明しました。その後、検討してきた結果をご報告いたします。

 「Dr.ナイフ」はツイッターのハンドルネームです。ハンドルネームでご寄稿いただくという、論座としては異例の試みをするにあたって、編集部の対応に不十分な点があり、「身元不明な筆者の論考を公開している」といった疑念を招くことになりました。この点については、私をふくむ複数の論座編集部員がDr.ナイフさんに面会し、本名や職業をはじめ様々な点を確認していることを、皆さまにお伝えいたします。

 Dr.ナイフさんは、9月1日に公開した「僕が『論座』でやりたかったこと~Dr.ナイフの回答」の中で、「ツイッター上に存在する政治に対する様々な意見を取り上げ、『論座』の読者に伝えたい」「政治初心者を含めた素朴な人々の声を拾い上げ、政治家を含めた政治専門家のみなさんに伝えたい」として、政治を扱うメディアとSNSの「架け橋」になりたいという考えを示しています。今後はそのように、Dr.ナイフさんにお書きいただくにふさわしいテーマや内容の論考をお寄せいただいた場合に、不定期で公開することにいたします。

 論座は、筆者がどういう方であるか、できる限り読者の皆さまにお示しすることを基本としています。疑念を招くおそれがある場合には、なぜその方にご寄稿いただくのかを十全に説明するなど、安心してお読みいただくための努力を尽くすべきでした。改めて皆さまにおわび申し上げます。