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米大統領選が示した国内分断の深化と対中国軍事対抗路線の日本への影響

バイデン氏の勝利が確実に。日本にとってより重要なのはアメリカの対中軍事政策だ

山本章子 琉球大学准教授

米大統領選の日米関係への影響は微弱

 安倍晋三・菅義偉の両政権は一貫してトランプ再選を期待する言動をとってきた。4月10日に米外交雑誌『アメリカン・インタレスト』上に掲載された、YAと名乗る匿名の日本政府高官が書いた「敵対的な対中戦略の美徳」と題した論文は、中国の南シナ海・尖閣進出を黙認したオバマ政権の、「きちんとしているが曖昧な戦略」よりも、中国に警告を与え、北朝鮮に最大限の圧力をかけ、同盟国と共に戦略を決定するトランプ政権の「雑だが正しい戦略」の方がよいと主張。日本政府が望むのは、オバマ政権の副大統領だったバイデン氏ではなく、現職のトランプ氏が11月の大統領選で勝つことだと示唆した。

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筆者

山本章子

山本章子(やまもと・あきこ) 琉球大学准教授

1979年北海道生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。2020年4月から現職。著書に『米国と日米安保条約改定ー沖縄・基地・同盟』(吉田書店、2017年)、『米国アウトサイダー大統領ー世界を揺さぶる「異端」の政治家たち』(朝日選書、2017年)、『日米地位協定ー在日米軍と「同盟」の70年』(中公新書、2019年)など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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