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コロナで二度目の緊急事態宣言中。スペインのニューノーマルを見る(後編)

ERIKO モデル・定住旅行家

新しいことに挑戦した「お家時間」

 3月末の厳しいロックダウンの際の外出制限では、とにかく家の中で過ごさなければならず、色々な工夫をして時間を過ごしていたという。仕事が終わった後や休みの日は特に時間が過ぎるのが遅く感じたそうで、長い時間、頭を使う数字ゲームなどをして暇をつぶしたと話す。

 スペインでは一時期、スーパーマーケットからベーキングパウダーが消えた時期があったが、エドゥアルドさん夫婦を含め、多くの人が自宅でパンやお菓子作りをはじめたのだ。エヴァさんはこれまで通っていたジムに行けなくなったことから、エクササイズビデオを購入し、家の中で体を動かしていた。エドゥアルドさんは、家の倉庫に放置してあった多くの電化製品を分解し、修理することに没頭したという。そのお陰で、捨てようと思っていたものまで再利用できるようになったという。ロックダウン直後にはこのタイミングではじめようとヨガマットを購入したが、結局一度も使わなかったとそうだ。

 これまではしなかった新しいことに挑戦した人も少なくないようだ。

拡大エドゥアルドさんがロックダウン中に修理した自転車。他にも電子レンジなども分解・修理して時間を過ごした(撮影:ERIKO)

ハグやキスができないのはストレスだけど……

 もう少しでクリスマスシーズン。スペイン人にとっては、一年で一番大切な家族で過ごすイベントであり、国民のほぼすべての人が実家へ戻る。今年はコロナの影響で、移動制限などがある州もあり、人によっては家族でクリスマスを迎えられない可能性も出てきている。気の早い人には、州ごとのロックダウンがはじまる前の今の段階で、すでに帰省をはじめている人も例もある。

 「一番寂しいのは両親や祖父母と抱擁やキスができないこと。コロナが流行してから、肘を付き合わせる挨拶が一般的になったが、親族に接触できないのは最も辛いこと」とエドゥアルドさん。

 接触文化のあるスペインでは、コロナ禍で友人や家族とハグやキスができないことは、非常にストレスフルな状況であるようだ。ただ、だからこそそれを補うかのように、

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筆者

ERIKO

ERIKO(エリコ) モデル・定住旅行家

鳥取県出身。高校在学中、語学留学のためイギリス、アメリカ合衆国に滞在。高校卒業後、イタリア、アルゼンチン、ロシア、インドで語学習得のための長期滞在をきっかけに、様々な土地に生きる人達の生き方や生活を体感することに興味を抱く。スペイン語留学で訪れたアルゼンチンでの生活をきっかけに、ラテンの地と日本の架け橋になるという目的を持って、中南米・カリブ25ヶ国を旅した。モデルと並行し、「定住旅行家」として、世界の様々地域で、現地の人びとの生活に入り、その暮らしや生き方を伝えている。NEPOEHT所属(モデル)。著書「暮らす旅びと」(かまくら春秋社)、「たのしくてう~んとためになるせかいのトイレ」(日本能率協会)

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