メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

無料

米大統領選で顕在化した「切り取られた」民主主義。修復は可能なのか?

機能不全に陥った民主主義・選挙。市民の権利を担保するため司法の機能強化も有効か

倉持麟太郎 弁護士(弁護士法人Next代表)

「会話」のルールとして「法」の構築・再生を

 「~主義」「~イズム」という上位概念の選択を迫って差異を強調することに意味があるのか。それよりも、共通する問題意識を“いいとこどり”して、実践を積み上げていくことが肝要ではないか。

 我が国でも昨今、「悪魔のような民主党政権」「こんな人たち」といった具合に、まるで「会話」にならない権力者同士の罵り合いばかりが目につく。複雑さを増す現代社会では、「民主主義」を「会話」のイメージで機能させるのは、いっそう困難になっているのかもしれない。

 だが、それだからこそ、複雑化した様々な価値の対立のなかから、“いいとこどり”をしつつ、「会話」を仕切るルールとして、「法」と「法の支配」の構築・再生が急務なのである。

 難しく考えることはない。まずは、これを読んだあなたが、“会話することだけを目的として”、誰かと「会話」してみてはどうだろうか。そこから、何かがはじまるかもしれない。(敬称略)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

倉持麟太郎

倉持麟太郎(くらもち・りんたろう) 弁護士(弁護士法人Next代表)

1983年東京生まれ。慶應義塾大学法学部卒業、中央大学法科大学院修了。2012年弁護士登録(第二東京弁護士会)。日本弁護士連合会憲法問題対策本部幹事、弁護士法人Next代表弁護士。ベンチャー支援、一般企業法務、「働き方」などについて専門的に取り扱う一方で、TOKYO MXテレビ「モーニングCROSS」レギュラーコメンテーター、衆議院平和安全法制特別委員会公聴会で参考人として意見陳述、World Forum for Democracyにスピーカー参加、米国務省International Visitor Leadership Programに招聘、朝日新聞『論座』レギュラー執筆者、慶應義塾大学法科大学院非常勤講師(憲法)など多方面で活動。共著に『2015年安保 国会の内と外で』(岩波書店)、『時代の正体 Vol.2』(現代思潮新社)、『ゴー宣〈憲法〉道場』(毎日新聞出版)、著書に『リベラルの敵はリベラルにあり』(ちくま新書)がある。

倉持麟太郎の記事

もっと見る