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産む、産まない、それとも……女性が多様な生き方を選べる社会を築くには

菅義偉総理が打ち出す不妊治療の推進がますます女性を追い込むことがないように

円より子 元参議院議員、女性のための政治スクール校長

「女は産む機械」発言になぜ女性は怒ったのか

 2007年、柳沢伯夫厚労大臣(当時)が島根県の講演で、「機械とか言うと申し訳ないけど、女性はもう一人くらい頑張って産んでもらわないと」といった趣旨の発言をして大きな問題になったことがありました。

 柳沢さんは女性蔑視の視点などない人ですし、言葉尻を捉えて大仰に騒ぎ立てるのはいかがかという意見もありましたが、女性たちの怒りは爆発しました。それは柳沢さんに対するというより、政府の無策に対する怒りでした。

 1989年、日本の合計特殊出生率が丙午の年より低い1.57となり、列島を「1.57ショック」という言葉が駆け巡りました。

 それから、20年近くの年月が経っているのに、政府は子どもを産み育て易い環境作りなんて何もしていないじゃないの。それでいて、もう一人産め、ですって?

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筆者

円より子

円より子(まどか・よりこ) 元参議院議員、女性のための政治スクール校長

ジャパンタイムズ編集局勤務後、フリージャ―ナリスト、評論家として著書40冊、テレビ・講演で活躍後、1992年日本新党結党に参加。党則にクオータ制採用。「女性のための政治スクール」設立。現在までに100人近い議員を誕生させている。1993年から2010年まで参議院議員。民主党副代表、財政金融委員長等を歴任。盗聴法強行採決時には史上初3時間のフィリバスターを本会議場で行なった。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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