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野党の皆さん、お間違えなく! SNSは情報発信ツールではなく、共感の場です!!

総選挙のカギを握るSNS活用と野党共闘

Dr.ナイフ @knife900

SNS活用がうまい国会議員

 SNSを使っている国会議員は多いですが、上手く活用している議員と、そうでない議員がいると冒頭に書きました。具体的な名前を出して申し訳ありませんが、僕がSNSの使い方が上手いと思う議員を数名あげます。

武井俊輔氏(自由民主党)、蓮舫氏(立憲民主党)、志位和夫氏(日本共産党)、玉木雄一郎氏(国民民主党)、山本太郎氏(れいわ新選組)、福島みずほ氏(社民党)

 他にも多くいらっしゃいます。特に日本共産党は上手い人が多いように思いますが、いろんな政党からピックアップさせていただいました。

 SNSをうまく使っている国会議員に共通するのは、一方的なアナウンスではなく、フォロワーに自分の言葉で語りかけていること。事務的でなく義務でもなく、一人の人間、政治家として自分の言葉で語りかけている。自分の活動を地道に伝えている。誰とは言いませんが、秘書とか広告代理店に書かせているという噂のあるアカウントもありますが(某前総理大臣)、まったく伝わりませんし、逆効果だと思うんですよね。

野党共闘に向けたSNS活用の提案

 僕はツイッターでも宣言しているように、日本でも二大政党が必要だと思っています。次の衆議院選挙では、野党が大きな塊になって与党と対峙することを願っています。

 今の野党の課題としては、情報発信が弱いということです。

 各野党は考え抜いた政策とビジョンを持っています。各党はそれを一生懸命に発信をしていますが、まったく伝わっていません。情報発信をやっていないのではなく、やり方に問題があるのです。

 テレビなどマスメディアは野党を「批判ばかり」「対案がない」としか伝えません。全く違っていますが、これをいつまで嘆いても仕方ありません。自分たちで打破するのです。

 いままでに述べたように、野党は「情報発信」ではなく有権者との「コミュニケーション」にシフトすべきです。有権者を振り向かせ、会話に参加させるのです。

拡大fizkes/Shutterstock.com

 ひとつ提案しますが、次の衆議院選挙に向けて、野党は各政党が個別に発信するのではなく、野党共同でSNSを使って有権者とコミュニケーションを図ってはいかがでしょうか。

 有権者の興味を得るには、面白い仕掛けも必要です。SNSの中で「野党共同で影の内閣」を作るというアイデアは面白いと思いませんか。

 「野党共同で影の内閣」の人事発表。影の総理、影の大臣からメッセージを毎日交代で発信するのです。そしてSNSにいる多くの野党支持者が、それにコメントしたり、拡散します。きっと盛り上げると思います。盛り上がればマスメディアも無党派層も無視できません。

 もう一度言いますが、バラバラでは伝わりません。野党が一体になって取り組むのです。


筆者

Dr.ナイフ

Dr.ナイフ(ドクター・ナイフ) @knife900

政治に関心がない人生を過ごしてきましたが、 安倍政権以降の政治劣化に疑問を持ち、2018年にTwitterを始めました。 左翼と言われますが(笑)、政治理念はなく支持政党もありません。 自分では無党派層に近い感覚でつぶやいています。本業は医療業界で研究開発、マーケティング、ITを専門に活動しています。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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