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オリンピック招致委と組織委の闇

森喜朗は説明責任を果たせ

塩原俊彦 高知大学准教授

不可思議な嘉納治五郎センターの活動停止

 きわめて不可解なのは、この森が会長を務める一般財団法人嘉納治五郎記念国際スポーツ研究・交流センターが2020年末に活動を終了していたという事実である。2021年1月26日にロイターは、「嘉納治五郎記念センターが昨年末で活動終了、五輪招致に関与」という記事を配信した。たしかに、同センターのホームページにアクセスすると、「「一般財団法人嘉納治五郎記念国際スポーツ研究・交流センター」は2020年12月末をもちまして活動を終えました」と書いてある。

 記事によると、「多羅尾光睦・副知事が評議員を務める東京都の担当者は「(同財団の)活動が終了することについては説明を受けていないし、知らなかった」と話した」という。ますます怪しい。

 この財団は2009年5月に設立され

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筆者

塩原俊彦

塩原俊彦(しおばら・としひこ) 高知大学准教授

1956年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。学術博士(北海道大学)。元朝日新聞モスクワ特派員。著書に、『ロシアの軍需産業』(岩波書店)、『「軍事大国」ロシアの虚実』(同)、『パイプラインの政治経済学』(法政大学出版局)、『ウクライナ・ゲート』(社会評論社)、『ウクライナ2.0』(同)、『官僚の世界史』(同)、『探求・インターネット社会』(丸善)、『ビジネス・エシックス』(講談社)、『民意と政治の断絶はなぜ起きた』(ポプラ社)、『なぜ官僚は腐敗するのか』(潮出版社)、The Anti-Corruption Polices(Maruzen Planet)など多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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