メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

話題のクラブハウスを“国際政治学者”の私が使って見えてきたこと

音声SNSにこれまでのSNSにはないの可能性はあるのか?

加藤博章 関西学院大学国際学部兼任講師

 「Clubhouse(クラブハウス)」をご存じでしょうか? アメリカ初のスタートアップアプリで、招待制のSNSです。今回は、これを使ってみた私がその感想と可能性を論じてみたいと思います。

私って国際政治学者なんですか?

 まず、初めにお断りしておきますが、私は、自分が国際政治学者なのかどうか、よく分かっていません。私の専門は、日本の外交・安全保障政策なので、いわゆる学問的な意味での国際政治学者とは違うと思っています。

 学問的に言えば、国際政治学者とは、国際政治理論やもう少し普遍的な国際政治の事象を扱っている人を言うのだと思います。と、いうことで、私は、学問的に言えば日本の外交安全保障政策・日本政治外交史の研究者ということになると思っています。

 では、何故、本稿のタイトルを「“国際政治学者”が」としたかと言えば、一般的な視点で言えば、国際政治学者なのだろうからです。クラブハウスの話なのに、何故自分の定義から入ったのかと言えば、クラブハウスにおける自分の立ち位置を説明する必要があるからです。

 クラブハウスは学会とは違います。不特定多数の方々が使うSNSなので、知らない方がほとんどです。クラブハウスではルームを開いて、そこに参加し、話を聞いたり、しゃべったりします。そのなかで、参加者の皆さんは、互いのプロフィールを見て、「あ、こういう人だな」と、理解をします。その中で、自分の立ち位置が定まってきます。

「国際政治的な観点から~~」とか、「外交について~~」とか質問を受けるうちに、「あ、僕って、国際政治学者なんだ」と気付いてきたということです。これを説明するために、自分の定義から始めた次第です。

拡大Koshiro K/shutterstock

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

加藤博章

加藤博章(かとう・ひろあき) 関西学院大学国際学部兼任講師

1983(昭和58)年東京都生まれ。専門は国際関係論、特に外交・安全保障、日本外交史。名古屋大学大学院環境学研究科社会環境学専攻環境法政論講座単位取得満期退学後博士号取得(法学博士)。防衛大学校総合安全保障研究科特別研究員、独立行政法人国立公文書館アジア歴史資料センター調査員、独立行政法人日本学術振興会特別研究員、ロンドン大学キングスカレッジ戦争研究学部客員研究員、東京福祉大学留学生教育センター特任講師、一般社団法人日本戦略研究フォーラム主任研究員、防衛大学校人文社会科学群人間文化学科兼任講師を経て、現在関西学院大学国際学部兼任講師。主要共編著書に『自衛隊海外派遣の起源』(勁草書房)、『あらためて学ぶ 日本と世界の現在地』(千倉書房)、『元国連事務次長 法眼健作回顧録』(吉田書店)、「非軍事手段による人的支援の模索と戦後日本外交――国際緊急援助隊を中心に」『戦後70年を越えて ドイツの選択・日本の関与』(一藝社)、主要論文に「自衛隊海外派遣と人的貢献策の模索―ペルシャ湾掃海艇派遣を中心に」(『戦略研究』)、「ナショナリズムと自衛隊―一九八七年・九一年の掃海艇派遣問題を中心に」(『国際政治』)。その他の業績については、https://researchmap.jp/hiroaki5871/を参照。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

加藤博章の記事

もっと見る