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気になる情報教育の「不備」

2022年度からの高校での教科「情報Ⅰ」必修化を前に

塩原俊彦 高知大学准教授

「物語」の欠如

 「情報社会の問題解決」をわかりやすく理解してもらうには、本当は「物語」を重視しなければならない。これは経済学を学んだ筆者の受けた偽らざる述懐である。経済学を理解するには、経済学史をしっかりと学ばなければならない。ところが、日本では、この経済学史がまったく軽視されてきた。要するに、人間が経済について何を悩み、どのように解決してきたかという歴史を物語ってくれるはずの経済学史を知らないために、いま現在の経済学の問題点もさっぱりわからないという悲惨な状況に陥ってしまう

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筆者

塩原俊彦

塩原俊彦(しおばら・としひこ) 高知大学准教授

1956年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。学術博士(北海道大学)。元朝日新聞モスクワ特派員。著書に、『ロシアの軍需産業』(岩波書店)、『「軍事大国」ロシアの虚実』(同)、『パイプラインの政治経済学』(法政大学出版局)、『ウクライナ・ゲート』(社会評論社)、『ウクライナ2.0』(同)、『官僚の世界史』(同)、『探求・インターネット社会』(丸善)、『ビジネス・エシックス』(講談社)、『民意と政治の断絶はなぜ起きた』(ポプラ社)、『なぜ官僚は腐敗するのか』(潮出版社)、The Anti-Corruption Polices(Maruzen Planet)など多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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