メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

再ストリップ宣言

[230]赤木雅子さん裁判、福島市、桐野夏生さんとの対話……

金平茂紀 TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

「赤木俊夫ファイル」で致命傷を負う人々がいる

2月17日(水) あしたからの福島取材のためPCR検査を受ける。これで7回目になる。今では唾液採取方式が多数派となり、検査結果もその日のうちに出る。朝、検体を提出すれば、午前中には何とか結果が出るという早さだ。今回も陰性だった。

 チョン・ギョンモ氏死去。戦後日米韓関係史のなかで特別な位置を占めた人物だ。オンラインで日本記者クラブの宮城県女川町長記者会見をみる。思うところ大。

 森友学園問題の財務省公文書改ざんで自殺した近畿財務局の赤木俊夫さんの妻・雅子さんが提訴した民事訴訟の口頭弁論取材で大阪へ。今回は傍聴希望者が多く、大阪地裁前で列をつくって並んだ。くじ引き抽選の結果、何と運がいいことに当たった。倍率約2.5倍かな。列の中には知り合いが結構いた。

筆者提供拡大筆者提供

 法廷では、国側の代理人が5人着席していて、報道の代表カメラによる冒頭撮影があったが、それが終わるや、10人くらいの省庁関係者がどっと入廷してきて国側の席に座った。何か後ろめたいものでもあるのか、カメラに映りたくないようなのだった。

 今日の法廷では、原告側が文書提出命令を裁判所に要請するにあたって、雅子さんの意見陳述があった。まともな市民感覚からすると、どのような経過で赤木俊夫さんが死に至ったのかを知るうえで「赤木ファイル」の調査は不可欠なもので、なぜ国側が「ファイル」を法廷に提出しないのかが理解不能。どの部分を誰からの指示でどう消去・修正したのか。それが明らかになると、困難な立場となる、あるいは致命傷を負う人々がいることが推認される。大阪地検特捜部は、その内容をすでに把握しているのだろうが、刑事立件については、すでに不起訴処分にしていて、ファイルの存否も含めて明らかにしていない。

 閉廷後の記者会見を取材していたら、

・・・ログインして読む
(残り:約2161文字/本文:約4416文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

金平茂紀

金平茂紀(かねひら・しげのり) TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

TBS報道局記者・キャスター・ディレクター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒。1977年、TBSに入社、報道局社会部記者を経て、モスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを経て、2010年より「報道特集」キャスター。2004年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)、『抗うニュースキャスター』(かもがわ出版)、『漂流キャスター日誌』(七つ森書館)、『筑紫哲也『NEWS23』とその時代』(講談社)など多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

金平茂紀の記事

もっと見る