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日米ロで広がる陰謀論の裏側/下

ゲーム感覚で情報をもてあそぶことに娯楽性さえ感じる人々

塩原俊彦 高知大学准教授

陰謀論のねじれ

 筆者の立場は、ウクライナ危機自体は、拙著『ウクライナ・ゲート』や『ウクライナ2.0』で詳述したように、米国務省次官補、ヴィクトリア・ヌーランドを中心とするグループによって仕組まれたものであったというものだ。

 米国政府は、ウクライナ国内のナショナリストをヤヌコヴィッチ打倒に駆り立てることで、事実上のクーデターに成功したとみなすべきだろう。その意味では、プーチンらが言うように、ウクライナ危機は米国によって仕組まれたものであり、バラ革命やオレンジ革命の延長線上で理解されるべきものだ。

 拙著に書いたことだが、米国務省次官補、ヴィクトリア・ヌーランドと駐ウクライナ米国大使のジェフリー・パイアットとの2014年1月28日の会話が盗聴され、YouTube にアップロードされた内容(その会話には、2つのヴァージョンがあり、どちらが正確かは議論がある)から、この段階で米国政府がウクライナ新政権の陣容に関与しようとしていたことは

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筆者

塩原俊彦

塩原俊彦(しおばら・としひこ) 高知大学准教授

1956年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。学術博士(北海道大学)。元朝日新聞モスクワ特派員。著書に、『ロシアの軍需産業』(岩波書店)、『「軍事大国」ロシアの虚実』(同)、『パイプラインの政治経済学』(法政大学出版局)、『ウクライナ・ゲート』(社会評論社)、『ウクライナ2.0』(同)、『官僚の世界史』(同)、『探求・インターネット社会』(丸善)、『ビジネス・エシックス』(講談社)、『民意と政治の断絶はなぜ起きた』(ポプラ社)、『なぜ官僚は腐敗するのか』(潮出版社)、The Anti-Corruption Polices(Maruzen Planet)など多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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