世界を席巻する韓国のエンターテイメント、そしてユーモアも!
藏重優姫 韓国舞踊講師、仁荷工業専門大学語学教養学科助教授
韓国の人はユーモアのある表現がうまいなあ

Niyazz/Shutterstock.com
さて、いくら13年間アメリカで暮らしていたからといって、英語で、その場を掌握し、笑わせるスピーチは本当に大したものです。韓国に住んでよく思うことなんですが、韓国の人はユーモアのある表現がうまいなあということ。友人との会話でも、ちょくちょく入れてくるユーモアにゲラゲラ笑ってしまう。言い得て妙の比喩が上手です。特別意識しているわけではないので、そういう「文化」なんでしょうね。
大阪人もお笑いが好きなので、ちょくちょく、ギャグを入れた話し方をしますが、大阪のギャグって自虐ネタやシュールなギャグが多い感じがします。東京に住んでいる時に、そう思いました。韓国のちょくちょく面白い比喩を入れてくる感じと、大阪のギャグの感じ、ちょっと似てるなと思いました。そういう意味では、韓国のユーモアもジョークもアメリカンスタイルを彷彿させます。
また、「政治好き」の韓国だからでしょうか。スピーチの上手な人が多いなとも思います。韓国での子どもの学校生活を見ていて知りましたが、小学校の生徒会長を選ぶのにも、児童が本格的な選挙活動を繰り広げます。名前や公約を掲げたプラカードを作ったり、チラシを作ったり、応援団を組織したり、ホントびっくりです。
また、驚いたのが、みんなのウケを狙いにきているなと感じさせる公約。
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